Galaxyに新しい機能が追加されたので使ってみた感想を書きます。
新しい機能とは、かこって検索と呼ばれる機能です。新しめのGalaxyと、 Google Pixel 8、Google Pixel 8 Proに追加された機能です。
ここ数年、スマートフォンに新しい機能が追加されても、便利だなとか、いい機能だなと思うことが少なかったのですが、かこって検索 と呼ばれる機能は、利用者が多くなる素晴らしい機能です。
かこって検索の使い方
ホームボタンを長押しすると、現在見ているスマートフォンの画面がスクリーンショットを撮ったかのような状態になります。その状態で、自分が調べたいモノを指やペンで丸や四角で囲むことで、その囲まれたモノを検索しにいきます。
簡単に動画を撮ってみました。これがかこって検索です。とても簡単に使うことができます。いちいちブラウザーを立ち上げて検索する必要がなくなるので、この機能が普及すると、一般的な機能になると思います。
AIチップが必要か?
Googleが発表する新機能は、わりと古い機種でも使える機能がほとんどでした。サーバー側で処理することで、古い機種でも対応していたのですが、最近追加されている機能の多くは、AIと呼ばれる技術を使っています。
クラウドでAIを処理するのなら、古い機種でも対応可能ですが、手元にある端末で処理する必要があるのなら、手元のスマートフォンにAIチップが入っていないと出来ません。
最近世間を賑わしているAIスマホや、AI PCというものは、その機械自体にNPUと呼ばれるチップが入っている必要があります。
NPUとは
CPU、GPUに次ぐ第3のチップがNPUとよばれるものです。NPUとは、ニューラル・プロセッシング・ユニットの頭文字を取ったものです。
AIや機械学習プログラムで使用されるという、ニューラルネットワークの計算に特化したプロセッサーを指します。人間の脳神経系を模したニューラルネットワークを組み込んだ人工知能専用のプロセッサーで、エネルギー効率が良いのが特徴です。
手元にある端末に、人工知能専用の処理をするチップがあるおかげで、これまで出来なかったことが実現しつつあります。
音声入力
iPhoneをお使いの方は、音声入力を使っている方も多いのではないでしょうか。昔からある音声入力ですが、とある時から機能が向上しています。音声入力が止まるらずに、ずっと続くようになっています。さらに、句読点まで自動で入るようになっています。これはNPUチップが搭載されているiPhoneでしか出来ない機能です。
GoogleのPixel 6以降の機種でも、句読点の自動入力機能が搭載されています。Tensorと呼ばれるチップを搭載したことで、NPUチップが搭載されました。それまでのPixelシリーズやAndroidスマートフォンでは出来なかった、音声入力での句読点の自動入力が実現しました。
AIチップを搭載していると言われる、Galaxy S24シリーズでも実現していないので、どういった基準で実現しているのか不透明な部分もありますが、優秀なNPUが搭載されていないと出来ないのでしょう。
NPUが入ったスマートフォンを手に入れよう
これから選ぶなら、NPUが搭載されたスマートフォンを購入しましょう。値段は比較的高めですが、少し古いiPhoneなら安くなっています。
少しでも安くNPUチップが入ったスマートフォンが欲しい方は、iPhone 12かPixel 6aがお勧めです。どちらも中古価格で4万円を切っており、買いやすい価格です。
画面も大きいですし、NPU搭載のiPhone12やPixel6aの購入を検討してみてください。