モバイルバッテリーから火が出たという事件が続きます。
モバイルバッテリーが発火 男性が顔面やけど 成田空港に向かう電車内 乗客が消火- 名古屋テレビ【メ~テレ】
外出時に手軽に充電できるアイテムとして、多くの方が使っています。予め自宅で充電しておいて、外出時にスマホの充電がなくなったときに、モバイルバッテリーとスマホを繋いで充電します。
スマホの充電が切れてしまっては、モノも買えない時代です。現代人にとってスマホのバッテリー残量というのは、銀行口座の残高の次ぐらいに大事な数字かもしれません。
昔からモバイルバッテリーというものはありましたが、こここにきて火が出るという事件が多発しているのはなぜでしょうか。
モバイルバッテリーの利用者が増えた。
モバイルバッテリーというものを使う人が増えたというのが大きいでしょう。昔からあるアイテムでしたが、スマートフォンをほぼ全ての人が使う今、昔よりモバイルバッテリーという便利なアイテムを使う人が増えたというのが大きいでしょう。もともと発火する可能性はあるものでしたが、利用者が増えたことで、事故が起きる可能性も増えるのは必然です。
大容量のモバイルバッテリーの登場
大容量のモバイルバッテリーが増えたというのも、発火するモバイルバッテリーが増えた要因の一つです。バッテリーの容量が大きくなればなるほど、破壊力も増します。10000mAh、20000mAhといった大容量のモバイルバッテリーが登場したことで、火が出るリスクも増えています。
薄型化小型化の影響
モバイルバッテリーが以前より薄くなったり、小型化している影響もあります。薄くすることで、バッテリーへの衝撃を吸収しきれない可能性はあります。外部からの強い刺激に耐えるのなら、単純に分厚いほうが有利です。薄く小さなスペースに、より大容量なバッテリーを詰め込むことで、衝撃に弱くなるのは仕方がありません。
激安バッテリーの登場
市場には数え切れないメーカーのモバイルバッテリーがあります。中国メーカーの激安品が市場の中心を占めている今、激安品が世の中に溢れています。どうしても安いものが売れてしまうので、粗悪なモバイルバッテリーが世の中には溢れているのでしょう。
価格競争の結果コストダウンの影響
モバイルバッテリーの需要が高まるということは、大きな市場があるということです。大きな市場あがるということは、たくさんの製品が世の中に出ます。たくさんのモバイルバッテリーが登場するということは、それだけ競争も激しくなります。少しでも価格を安く、それでいて薄く小さく。色んな矛盾に挑戦するモバイルバッテリーが登場してきます。少々高くても売れる名のしれたメーカーならまだしも、無の知られていないメーカーは、少しでも安くする必要があります。
目に見えない部分でのコストカットの影響が、モバイルバッテリーにもあるのでしょう。価格競争が激しくなった結果、コストダウンしすぎた可能性は否定できません。
今後は価格上昇?
モバイルバッテリーの回収義務化や、より安全なバッテリーの開発など、安全性を高めたモバイルバッテリーを作る流れになっています。今よりコストがかかってくるのは必然なので、モバイルバッテリーの価格は今後上昇します。今のうちに買っておくべきと言いたいところですが、火が出る可能性もある危険な道具です。しばらく様子を見て、少々高くても安全性の高い製品を買うべきかもしれません。

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