最近、有線イヤホンで音楽を聴いています。コードがない完全ワイヤレスのイヤホンが主流になっていますが、久しぶりに有線イヤホンで音を聞いてみたら驚きました。
ワイヤレスより音がいい!
ワイヤレスのイヤホンでは聞こえない音が、有線イヤホンだと聞こえます。さらに、高音や低音もうっとりするような音です。色んな曲を有線イヤホンで聴いてみたら、この音の良さでは、有線のイヤホンを使わざるを得ないという結論になりました。
有線イヤホンと無線イヤホン(ワイヤレスイヤホン)の比較
有線のイヤホン、無線のイヤホン。それぞれに良さがあります。
有線イヤホン | 無線イヤホン | |
音質 | ★★★★★ | ★★★☆☆ |
使いやすさ(簡単か) | ★★★★☆ | ★★★☆☆ |
使い勝手(機能性) | ★★★☆☆ | ★★★★★ |
不快度 | ★★☆☆☆ | ★★★★☆ |
デザイン | ★★★★☆ | ★★★☆☆ |
総合評価(25点満点) | 18 | 18 |
比較してみると、それぞれの良い点と悪い点が見えてきました。
音質
音質はイヤホンの性能によりますが、ワイヤレスのイヤホンでは越えられない壁があります。ワイヤレスが故に音の情報を全て送れません。ワイヤレスでもハイレゾ音源が再生できる完全ワイヤレスイヤホンもありますが、有線イヤホンの音には負けます。安い有線イヤホンだと、高級な完全ワイヤレスイヤホンに負けますが、音の良い有線イヤホンと音の良い無線のイヤホンを比較すると、まだまだ有線イヤホンには勝てません。
使いやすさ(簡単か)
線を差せば使える有線イヤホンに軍配が上がります。充電をしなくても、差せば使えるお手軽さ。誰でも使えるのが有線イヤホンでしたが、iPhoneやスマートフォンからイヤホンジャックが無くなったことで、変換ケーブルが必要になっています。手元にあるスマホに差すところがなくて、どうしたらいいか困る方も多いでしょう。
ワイヤレスのイヤホンは、最初にスマートフォンとペアリングする必要があります。一度ペアリング作業をしてしまえば、ケースからイヤホンを出すだけで使えます。その一度が分からない人にとっては難しいのです。
ペアリングという面倒な作業を無くしたのが、AppleのAirPodsです。自分のiPhoneの近くでケースからイヤホンを出したら、自動でiPhoneとペアリングされます。さらに同じApple IDのiPadやMacとも自動で切り替わってくれます。完全ワイヤレスイヤホンを使いたいけど、機械のことがよく分からない方は、iPhoneとAirPodsを購入するのがいいでしょう。
使い勝手(機能性)
最新の完全ワイヤレスイヤホンは、様々な機能を搭載しています。ノイズキャンセリング機能や、外の音が聞こえるようにするモード。どこに落としたか分かる(完全に正確ではありませんが)機能もあります。
機能性といった面では、イヤホンという枠を越えつつあるワイヤレスイヤホンに軍配が上がります。
不快度
有線のイヤホンはケーブルがあるのでイライラします。自宅やカフェで座って使うときはいいのですが、電車などで使うと線の取り回しが気になります。
完全ワイヤレスイヤホンは、線がありません。耳にイヤホンが付いているという不快感だけです。一番怖いのは、耳から落ちてしまった時です。あまりに小さいので転がっていってしまいます。紛失する恐れがあるのが、完全ワイヤレスイヤホンの弱点でしょう。
デザイン
イヤホンの本体部分、ケーブル部分の色やデザインなどで差別化ができる、有線イヤホンのほうがデザイン的には上でしょう。ケーブルを変えることで、音質を向上させることができる有線イヤホンもあります。これをリケーブルと言います、ちょっとモノを変えるだけで音が変わるのが、音の世界の深いところです。
有線イヤホンと無線イヤホンの2つを持っておこう
どっちがいいではなく、どっちもいいのです。外にいるときは無線の完全ワイヤレスイヤホンを使い、室内でも有線イヤホンを使って音をじっくりと楽しむ。シーンによってイヤホンを使い分けましょう。ワイヤレスイヤホンのお手軽さにかまけて、本当に良い音で音楽を楽しむことを忘れていました。久しぶりに有線イヤホンで音を聞いてみて下さい。
うっとりするような気持ちで、音を楽しむことができるはずです。