スマートフォンを持つ手を見ると、多くの人が付けているApple Watchなどのスマートウォッチ。スマホだけではなく、スマートウォッチも多くの方が持つのが当たり前になりました。
そんなスマートのウォッチの今についてまとめました。
1. 市場規模と成長予測
- グローバル市場
- 2024年は約335億ドル、2025年は385億ドル規模。2032年には1,052億ドル、2033年には約1,387億〜2,189億ドルに成長の見込みです (フォーチュンビジネスインサイト, YouTube, Coolest Gadgets)。
- 日本を含むアジア太平洋地域も堅調で、日本市場は2024年で約10億ドル規模、年平均成長率は約9.3% (Cognitive Market Research)。
- ユーザー数
- 現在、世界で約4.55億人のスマートウォッチユーザーが存在し、2029年には7.4億人に拡大する見通しです (DemandSage, Coolest Gadgets)。
- 用途
- 健康やフィットネストラッキングが中心で、ユーザーの92%がそうした目的で使用しています (DemandSage, Coolest Gadgets)。
2. ブランドと市場シェアの動向
- Q1 2025の出荷動向
- 世界全体で出荷は前年同期比で2%減。Appleは20〜21%(9%減)、Huaweiが16%(大幅増)、Xiaomiが10%(同じく急成長)となっています (Android Central, Gizmochina, The New Indian Express)。
- かつてのトップのSamsungもシェアを落とし、4位に後退(7%) (Gizmochina)。
- 中国勢の台頭
- HuaweiとXiaomiが急速に伸びており、中国市場全体でも37%と好調な伸びを示しています (Android Central, Techloy)。
- 一方、インド市場はQ1で33%減と鈍化傾向です (The Economic Times)。
3. 技術革新とトレンド
- 新機能と実用性向上
- Apple Watch Series 10(薄型化、拡大ディスプレイ、睡眠時無呼吸検出など)やGoogle Pixel Watch 3(心停止や緊急通報など)など、安全・健康機能が進化中 (Tom’s Guide, ウィキペディア, The Verge)。
- 血圧測定のベータ搭載や、柔軟ディスプレイ、非侵襲グルコース測定、AIインサイトなども試験中です (SQ Magazine)。
- オープンエコシステム
- UNA WatchやPebbleなどオープン/モジュラー設計の製品も登場し、修理性やカスタマイズ性を重視する動きが出ています (Android Central)。
- OS間の互換性
- EU規制により、AppleがiOSの開放を求められており、他社製スマートウォッチとの互換性が改善される可能性があります (The Verge)。
4. 課題と消費者視点
- ユーザー離れの原因
- 「充電の手間」「通知疲れ」「スタイルや必要性への疑問」などから、継続使用に至らないケースも多いです (ハウスケアラボ)。
- 健康データへの不安
- 心理面での影響
- 「データ依存」や「トラッキングへの過剰関心(tracking anxiety)」といった、新たな健康リスクも指摘されています (The Daily Beast)。
まとめ:スマートウォッチの今2025
項目 | 状況 |
---|---|
市場 | 成長は続くも、Appleは減速・中国ブランドが台頭 |
技術 | 医療・AI・柔軟ディスプレイ・オープン設計など多様な革新 |
消費者 | 利用継続に壁あり、安全性・プライバシーへの関心も高い |
売れているのは圧倒的にApple Watchで、あとは安いスマートウォッチがたくさんあるという感じです。Apple WatchはiPhoneとしかペアリングできないのに、それ以外のスマートウォッチはiPhoneでもAndroidスマートフォンでもペアリング可能です。
iPadとApple Watch をペアリングして使いたいという方も多いでしょうが、それはできません。Appleが制限をかけているためです。技術的には可能でしょうから、Apple の匙加減ひとつです。
見た目を気にする方はAppleWatch、安いのがいいという方は選択肢がたくさんあります。いろいろと比較しながら、自分にぴったりのスマートウォッチを見つけてください。
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