スマートフォンはiPhone。そんなイメージを持っている方が多いかと思います。

2022年5月スマートフォンOSシェア調査

2022年の調査ですと、iPhoneが44.1%、Androidが51.5%という状況です。iPhoneはApple1社で、Androidは色んな会社がスマートフォンを作っていますから、1社で5割近いシェアというのは、驚異的な数字です。

Androidの人気も上がっていますが、日本はiPhoneの人気が圧倒的です。多くの人が使っている機種を使わないと不安になるかもしれませんが、iPhoneの圧倒的な優位性は無くなっています。

iPhoneじゃなくてAndroidスマートフォンでも大丈夫な理由を書きます。

iPhoneとAndroidを比較するには

スマートフォンを比較して検討するのは、簡単なことではありません。機械的(ハードウェア)な仕様、OSの仕様、OSで使えるアプリ(ソフトウェア)、この3つが絡んでくるから話がややこしくなります。

知識がない方には難しい話になりますので、一つずつ分けて説明していきます。

iPhoneとAndroidの機械的な比較

iPhoneとAndroid比較

iPhoneもたくさんの機種がありますが、Androidはそれ以上にたくさんの機種があります。人気の機種同士を比較していきます。

iPhone14 ProPixel 7 ProGalaxy S22 Ultra(SC-52C)
寸法(横幅×高さ×厚さ)mm71.5×147.5×7.976.6×162.9 x 8.9
重量206g212 g
バッテリー容量3200mAh5000mAh
CPUA16Tensor G2Snapdragon 8 Gen1
RAM6GB12GB12GB
ストレージ128GB、256GB、512GB、1TB128GB、256GB、512GB、1TB
画面サイズ6.1インチ6.7インチ
画面解像度2,556 x 1,179ピクセル3,120 x 1,440ピクセル
ppi460ppi512ppi
リフレッシュレート120120120
ディスプレイ種類OLED(有機EL)OLED(有機EL)OLED(有機EL)
ネットワーク5G、4G5G、4G5G、4G
Wi-FiIEEE 802.11ax(Wi-Fi 6)IEEE 802.11ax(Wi-Fi 6)IEEE 802.11ax(Wi-Fi 6)
Bluetooth5.25.25.2
NFC
背面カメラ広角:4800万画素 24mm ƒ/1.78
超広角:1200万画素 13mm ƒ/2.2
望遠:1200万画素 77mm ƒ/2.8
広角:5000万画素 f/1.85
超広角:1200万画素 f/2.2
望遠:4800万画素 ƒ/3.5
ズーム光学3倍光学5倍
前面カメラ1,200万画素 f/1.91,080万画素 f/2.2
防水
ワイヤレス充電
セキュリティー認証顔認証顔認証、指紋認証顔認証、指紋認証
SIMスロット数11
eSIM対応対応
DSDV対応対応
microSDカードなしなし1TBまで
イヤホンジャックなしなしなし
充電、データ端子LightningUSB Type CUSB Type C

専門用語が多く、仕様表を見ても分からないかもしれません。同じように見えるスマートフォンも、機械的な違いはあります。違いはありますが、その差はとても小さくなっています。

機械的な違い(ハードウェア的な違い)で、出来ること、出来ないことが決まりますが、その機械を使って何かをするには、OSが必要になります。

OSの違い

OSは2つに分けられます。iOS(iPhone)かAndroidか。この2つになります。iPhone以外のスマートフォンは、全てAndroid OSになります。Android OSを使って、各社が独自にカスタマイズをし、One UI、MIUIと言った独自の名称をつけたOSがあります。基本的にはOne UIもMIUIも同じと考えてください。

OSというものは、機械とアプリを繋ぐ役目を果たします。機械だけあっても、機能が使えません。機械(ハードウェア)の機能を使うには、OSが使えるように指示しなければいけません。そして、機械の機能を便利に使えるようにするのが、アプリ(ソフトウェア)になります。

スマートフォンで様々な機能やサービスを使っていますが、OSという仕組みがある上に、色々なアプリがあって、様々な機能を使うことができます。

アプリ(ソフトウェア)

スマートフォンで何かをするには、アプリを使わなければいけません。スマートフォンのカメラで写真を撮るには、カメラというアプリをタッチすることで、カメラ機能が立ち上がって使えるようになります。

一口にカメラと言っても、スマホによってカメラ性能に違いがあります。その性能の違いは、カメラというアプリ(ソフトウェア)が、カメラの性能を使い分けるようになっています。望遠カメラがないスマートフォンでは、望遠という機能が使えません。その機械の機能をしっかりと引き出せるのは、優秀なアプリがあるからです。

機械があってもコンピュータ(スマホ)は何もできません。機械が動くようにOSという仕組みが入っていて、OSの仕組みにのっとって、アプリが便利な機能やサービスを提供してくれます。

圧倒的に優秀だったiOS(iPhone)

Android に悪い印象を持っている人も多いかもしれません。iPhone6ぐらいまでの時代は、圧倒的にiOSが優秀だったからです。

スマートフォンは手のひらに乗る小さなコンピュータです。限られたサイズに機能を詰め込むため、パソコンに比べて非力なコンピュータでした。パワーのないコンピュータは、計算能力が劣ります。劣っている計算能力を感じさせないように、iPhoneのiOSは作られていました。出来ることが限られたり制約があることで、コンピュータとしての自由がない代わりに、快適に使えたのです。

対するAndroidは、あれもこれも出来るのですが、それをするには性能不足でした。その結果、電池の消耗が早かったり、使い方に工夫が必要でした。使う人を選ぶスマホと、誰でも簡単に使えるスマホ。どちらが勝ったのかは、言うまでもありません。

そんなiPhoneとAndroidスマホでしたが、年々進化していきます。スマートフォンは1人1台必要な機械です。家族で複数人で使うパソコンとは違い、売れる台数が桁違いです。

2021年の市場規模ですが、13.4億台ものスマートフォンが売れました。世界規模で10億台以上もスマホが売れるのです。これだけ大きなマーケットですと、様々な技術が取り入れられていきます。

カメラは急速に進化し、バッテリーの消費量も減り、処理能力や映像処理能力も飛躍的に向上しました。その結果、今ではパソコンの性能とスマートフォンの性能は、同等レベルに。OSもどんどん改良されて、iPhoneとAndroidの差もなくなりました。

機械的な差や、OSの優秀度に違いがほぼないのです。それを裏付けるかのように、iPhone向けにしかなかったアプリの減少しています。

アプリ比較iPhoneとAndroid

iPhoneAndroid
LINE
Gmail
Google Map
Yahoo!
Yahoo!天気
Twitter
Instagram
Facebook
Zoom
Teams
メルカリ
Canva
Youtube
Netflix
Spotify
Amazonプライムビデオ
ABEMA
Kindle
ポケモンGo

代表的なアプリを上げました。iPhoneでしか使えないものはなく、Androidでも使えるのが分かるかと思います。他にも様々なアプリがありますが。iPhoneにしかないアプリはほとんどありません。OSの違いによる、アプリの完成度の違いはありますが(使いやすい使いにくい)、その差も感じられないように、OSやアプリが進化しています。

もはやiPhoneでもAndroidでも、どちらでも不都合はありません。

もはや好みの問題

色々なスマートフォン

iPhoneの画面のデザインが好きとか、Appleが好き。Androidの戻るボタンが便利とか2つのアプリを同時に使える。そういった差ぐらいしか、今のスマートフォンにはありません。同じOSで動いているので、高いiPhone14Proじゃなくて、中古のiPhone SE(第2世代)でも出来ることはほぼ同じです。高価なiPhoneじゃなくても、2万円ぐらいで買えるAndroidスマホでも、出来ることやアプリも同じです。

高いスマホは性能が良いのでカメラが綺麗だったり、処理性能が速くなりますが、出来ることは同じです。安いスマホに搭載されているCPU性能が上がってきたので、高いスマホを買う理由が薄れています。

iPhoneはどうしても値段が高くなってしまいますのが、Androidスマートフォンは様々な選択肢があります。どの機種を買ったら良いのか分からない方は、当店までご相談ください

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