Google Pixel 7aが発売されました。昨年発売された、Pixel 6a の後継機種になります。
優れた機能満載の Google Pixel 7a - Google ストア
Googleがスマートフォンを発売しているの?そう思う方もいるでしょう。
元々Googleは、スマートフォンのOSであるAndroidを提供していました。スマートフォンの仕組みであるOS(オペレーティングシステム)を提供しているだけでしたが、Appleに対抗してスマートフォンを作るようになりました。
当初はNexusという名称でした。提携した会社にスマートフォンを作らせている程度で、今ほど踏み込んでスマートフォンという機械を開発はしていませんでした。
AppleがiPhoneとiOSというOSを組み合わせて、使いやすい洗練された環境を提供し、大きな支持を得ています。Nexus時代のような片手間でスマートフォン事業をやっていては、中々厳しい状況ということが分かったのでしょう。Appleのように自社チップまで作って、スマートフォンを発売するようになりました。
それが、Pixel 6とPixel 6 Pro でした。
Google Tensorというチップを作り、よりスマートフォンに適したハードウェアを作り出しました。僕らは機械の見た目ばかりにいきますが、コンピュータは中身が全てです。最近の半導体の世界は想像を超えるような世界になっています。一つのチップセットが、ガラッと世界を変えてしまうぐらいの影響力があります。
性能が良くて省電力な頭脳
これこそがスマートフォンに求められる頭脳です。
Googleがチップを設計することで、AppleのiPhoneに並ぶところまでは到達していませんが、必要十分な性能を実現しました。
機械学習機能がすごい
圧倒的な高性能ではありませんが、GoogleのTensorには、他社のスマートフォンより優れている部分があります。
機械学習です。
コンピューターに大量のデータを読み込ませて、データ内に潜むパターンを学習させます。いわゆるAIのような技術です。これまでのコンピューターにはなかった世界で、今急速に進化している分野です。
この機械学習機能を使って、カメラで撮影した画像を処理します。そうすることで、写真がとても綺麗な仕上がりになります。
そして、一番驚かされるが、音声入力と翻訳機能です。
音声入力はiPhoneでも出来ますが、Googleの音声入力は一歩先を行っています。音声の認識精度とスピードには驚くばかりです。YouTubeなどの動画で、人が喋っていることを文字として起こしていくこともできます。
翻訳機能も凄い。日本語で入力した文字を、英語に変換して文字を入力することができる機能があります。他のAndroidスマートフォンでは使えない機能を、Google Tensorというチップが実現しています。
Google Tensor とは?性能や魅力をわかりやすく解説
末尾にaが付くのは廉価版
Pixel6以降に発売されたGoogleのスマートフォンは、Google Tensorという頭脳が入っています。最先端の技術が使われているので、スマートフォンのお値段もお高めです。
Pixel 7 82,500円
Proの付かないPixelで8万円です。8万円のスマートフォンに搭載されているのと同じ、Google Tensor G2(第2世代)を使ったのが、Pixel 7a です。
同じ頭脳が使われているのに、お値段は
Pixel 7a 62,700円
19,800円も安くなっています。
iPhoneの廉価版は、iPhone SEシリーズになります。画面サイズも小さいですし、カメラも一つしか付いていません。お値段は62,800円です。Pixel 7aと同価格帯ですが、機能や性能はPixel 7aのほうが断然上です。
6万円台で買えるスマートフォンのレベルを超えています。
上位機種と同じような性能と機能を実現しながら、2万も安いのがPixel 7aです。
スマートフォンに6万円は高いと思うかもしれませんが、他のスマートフォンと比較することで、そのコストパフォーマンスの良さが際立ちます。
新しいスマートフォンの購入を考えている方は、Google Pixel 7aを検討してみるといいでしょう。
“Pixel7aはコスパ抜群のスマホ 上位機種と同等性能と機能” に対して1件のコメントがあります。